反応技術
化合物の合成法には複数の選択肢があるケースも多く、安全性や経済性、環境影響などに配慮して選ぶことが重要です。当社は過去の知見や文献調査などをもとに、さまざまな角度から最適な合成方法を選択し、工業化法を御提案いたします。
特殊反応技術
当社は感光性材料をはじめ多様な用途に使用される化学品を合成する特殊反応技術で高い信頼を得ています。酸やアルカリなどの劇・毒物はもちろん、ニトロ化合物、ジアゾ化合物など一般的に危険性が高いとされている物質を安全に取り扱い、製造してきた実績がございます。また、禁水化合物、特殊金属触媒などの取り扱い経験も豊富です。
高度純化技術
再結晶法、再沈殿法などによる精製技術はもちろん、一般に行われる蒸留についても分子蒸留など物質に合わせた分離精製技術を保有し、あらゆる高純度化のニーズに対応しています。電子材料分野などで要求されるppbレベルの低メタル化も行っています。
工業化技術
反応器が大きくなることにより、熱伝導や圧力が変化するなど化学反応条件も変わってくるため、安全対策を含め、さまざまな検討を重ねる必要があります。こうした量産化による影響や問題点をあらかじめ予測して対策を立て、工業化しています。
2021年5月に熱量計付合成装置(EasyMax102 HFCal)を導入しました。
より安全で合理的なプロセス設計が可能です。
リサイクル技術
有機合成反応には、溶媒や触媒などの使用が不可欠です。当社では基礎検討の段階でリサイクルできる溶媒や触媒を可能な限り選択しています。また、製造プロセスについてもリサイクル・リユースを含めた工業化検討を行い、環境負荷の低減に努めています。
品質管理技術
化学薬品の製造ではISO9001を認証取得しています。また、医薬・医薬中間体の製造はGMPに準拠し、管理組織を配置しています。現在、さらに高度な品質管理・工程管理をめざすため、統計分析などの手法を導入しています。